19歳で倒産に追い込まれた忙しい女子大生のおしながき

最近夜職を卒業しました。(借金返済しました。)

部下の教育に悩む上司に参考にしてほしい、ゆとり世代の『働くこと』に対する考え方

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 ゆとり、ゆとり、ゆとり、、、

 ことあるごとにゆとりと言われるのも、もううんざりなこの頃です。

 「ゆとり世代を作ったのは大人たちじゃん!」っていう返しももう飽きてしまいました。

 そこで、現役大学生のゆとり世代を代表して、『働くこと』に対する考え方をまとめてみました。今大学生の方や、私と年齢の近い方には共感してくれる人が多いのではないかなと思います。

 ゆとり世代の部下の教育に悩んでいる方も、「こんな考え方してるんだ」って参考になれば幸いです。

 

 

 

5分前行動=5分前出勤

 日本は幸いなことに9年間の義務教育があるので、日本人のほぼ全員が小・中学校は通った経験があると思います。

 

 その9年間で様々なことを学びますが、当然勉強だけでなく集団行動も学びます。その時に私の経験でよく先生に言われていたのは、「5分前行動を心がけなさい」ということです。

 

 5分前行動ってすごく大切ですよね。要するにその趣旨は「遅れてはいけない」ということを教えてるわけですよね。それは人として信頼を失わないためにも重要なことだし、電車が1分遅れただけで車掌の謝罪のアナウンスが流れるくらいの日本で生活してきたんだから、時間に遅れてはいけないということは当然なことだと私たちもわかっています。

 

 ですが、多くの会社はどうでしょう。5分前に出勤しても良い会社、ありますか?大概文句を言われるか、微妙な目線で「もっと早く来い」っていう無言の訴えかけをしてきますよね。

 上場会社や昔からある日本企業などは、新人なら1時間前に来て当然というような雰囲気がありますよね。

 

 私はこの「雰囲気」が非常に疑問に思います。あれだけ幼い時に「5分前行動、5分前行動」って繰り返し教えられたのに、それが間違いということなんでしょうか。5分前に来ても、パソコンを立ち上げたり、身の回りの整理整頓をしたりと、仕事ができる状態に整えることはできますよね?

 

 これが正しいか間違っているかは別として、きっと多くのゆとり世代はそういう思いを抱えながら、実際にはそういう雰囲気を乱さないように、30分、1時間と早めに出社しているのでしょう。

 こういう雰囲気の中で仕事をするから、”怒られるのが嫌で遅刻の理由を嘘をつく”という人も出てくるんじゃないかなと思います。

 

 

 

自分のことを意外と客観的に見て、悟っている

 一部「俺のポテンシャルハンパねぇ」タイプもいますが、ゆとり世代の多くは以外と謙虚。高校生とか、大学入学当初くらいの結構早い段階で自分のことを客観的に評価しています。

 

 具体的に言うと、自分は頭が良いのか悪いのか、ブスなのか美人なのか、要領が良いのか不器用なのか。いろいろと基準はありますが、周りと比較して意外と謙虚に自己評価しています。

だからそれ以上にもそれ以下にもなろうとしない、安定を求めるのではないかと思います。

 

 つまり、仕事1つに対しても、最初の段階で周りと比較して自分のレベルや立ち位置を確認する。そしてここまでやれば上司に怒られないライン、これより下がったら上司に怒られるラインを無意識に把握して、その範囲内で仕事をするのではないかなと思います。

 

 逆に言えば振り切れる人がいない想像以上を出す人も、想像以下を出す人もいない。とにかく怒られたくないし、面倒なことに突っ込みたくないから、その”範囲内”で物事を処理しようとするのかなと思います。

 

 部下の教育に悩む方は大勢いらっしゃると思いますが、コントロールできなさすぎて悩むことって意外とないのでは?

 どちらかというと、何考えてるかわからないとか、成長が感じられない、指示したことはできるけどそれ以上の積極的な姿勢が感じられないとか

 

 ゆとりなりに客観的に自分を評価して、立ち位置を把握して、迷惑をかけないラインを悟って、空気を読んでいるんです。決して良いことではないですが、これがゆとりの生態の一部かなと思います。

 

 

 

仕事を時給で考えている

 ゆとり世代の多くは会社の顔とプライベートの顔、全く違う顔を持っていることが多いような気がします。良い意味で自由奔放に生きてきた人たちの集まりなので、何かしら趣味を持っている。それもコスプレとかボルダリングとか、結構マニアックであんまり公にはしにくい趣味が多いかもしれません。

 

 そんな趣味を続けるためには、ある程度のお金が必要です。大金、ではないけどそこそこの”ある程度の”お金。

 

 世の中には残業というものがあるとは思いますが、ゆとり世代の多くはその残業を時給のように考えていると思います。

 

 要するに、自分の毎月稼ぎたい目標額に到達するために、残業代を目的として残業するということです。

 

 もちろん、仕事が終わらなくて仕方なく残業するっていう方もいらっしゃるだろうけど、大概はアルバイトの時給のように考えているんじゃないでしょうか

 

 根本にあるのは、そもそもお金が発生しないサービス残業はありえないということ。お金ももらえないのになぜ働かなければならないんだ、という考えだと思います。私は間違っているとは思わないし、当然だと思います。ただ、お金以上の価値をその仕事には感じてないんだなと思いますが。

 

 ただ、特徴的なのは”程よく”というところですね。がっつり残業するわけでもなければ、全くしないというわけでもない。ここでも空気を読みつつ、自分のある程度のお金が稼げればそれ以上は何も求めないというスタンス

 

 ある意味自分にはそんなポテンシャルはないと悟って、ある程度のお金と時間があれば良いかな〜っていうさ悟りなのかなと思います。自分の幸福に見切りをつけているというか…

 

 

そもそも会社じゃないとできない仕事って何?

 これは私も常日頃から考えることがあります。自宅で仕事をするという選択肢も大いにアリなんじゃないかなと思います。

 

 最近では日本企業でも一部の会社でフレックス制が導入されていますが。フレックスよりもっと自由のある在宅ワークというやつですね。

 

 私が思うに、会社でしかできない仕事ってありますか?ってことです。

 会議はスカイプ等インターネット通信を利用してできますよね。上司からのアドバイスは直接ではなくチャットやメールでもらったらダメなんでしょうか?機密情報を扱う仕事だから会社でしかできないっていうけど、会社のセキュリティなんかより、クラウド上に情報を預けておいた方がよっぽど安全じゃないですか?、と思います。

 

 「草食男子」という言葉が少し前に流行ったように、私は男子だけじゃなく女子も含めたゆとり世代全体が「草食」なんじゃないかなと考えています。

 

 というのも、あまりアクティブな人がいない。パリピ、パリピって、パリピがやっていることに憧れるような層が多いということです。

 

 冷静に考えてみたらパリピって原則集団行動で、1人でアクティブにフェスに行ったりイベントに参加したりするのはパリピとはあまり言いませんよね。1人では行動できない、弱気な草食男子、草食女子が実は多いんじゃないかなと思っています。

 

 要するに言いたいのは、ゆとり世代のベースは「一人ぼっち」や「引きこもり」で成り立っているんです。

 今は1人遊びっていう言葉もあるほど、1人でも時間を潰せるようなツールが豊富です。だから1人で引きこもってそれに熱中する、そんな人が多いんじゃないかなと思います。そのせいで結果的に自宅が最も心安らぐ空間になり、なんでもはかどる。

 

 もし、この在宅ワークという選択肢が増えたら、時短勤務とかの人よりゆとり世代の方がよほど喜ぶんじゃないかなと思います。とにかく”自由””縛られたくない”集団だから、好きな時間に与えられた仕事を着実にこなしていくっていうのが、マジョリティーなんじゃないかなと思います。

 

 私は在宅ワークは大いに賛成ですけどね。それでパフォーマンスが上がるなら、全く問題ないと思いますし。毎日ではなくても週に1日でも、遠隔で仕事ができる日があると非常にやりやすいですよね。これがゆとりの考えだと思います。

 

 

あくまでも社会人経験のないペーペー女子大生の考え方です

 一応、ゆとりを代表して『働くこと』に対する考え方を述べてきましたが、所詮実際に正社員として社会で働いたこともないような女子大生の意見です。間違ってると批判される部分の方が多いとは思います。

 

 ただ、おこがましいけど、これからの社会を支えていくのはこのゆとり世代なんです。それは人間が歳をとる生き物であるからしょうがないことであって、時代を動かす人が変わるから時代も変わっていくものだなと思います。

 

 だから、現社会人の先輩には、非常に上から目線で恐縮ですが「ゆとり世代の働くことに対する考え方」に無理にでも納得した方が後々、時代の流れに取り残されないかもしれません。

 

 この先従来の働き方は必ず変わってくる。これは間違いないことだと思っていますし、そこに取り残されないような人間になるために自分を価値のある存在にしていかなければならないと思っています。そこがひとまず私の目標かもしれません。

 

 社会の先輩方にとっては、「こんなのただの甘えだ」と思うような主張ばかりだったとは思いますが、是非いろんなご意見いただければと思います

 

今日も読んでいただきありがとうございました。はてブよろしくね!