19歳で倒産に追い込まれた忙しい女子大生のおしながき

最近夜職を卒業しました。(借金返済しました。)

日本とアメリカの「お金の教育」の違い。小学生からお金の知識を身につけることで、将来豊かな生活がおくれます!

 

 

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                                                   photo by  https://jp.pinterest.com/pin/404549979008376482/

 

 

 

 最近は別ブログで「クレジットカード」に関する話題について、女子大生目線で真剣に書いているので、今日はこちらの方で少し私らしく、辛口でくだけた感じで書かせてください。

 

 

 ちなみに、結構真面目に大学生に身につけてほしい「クレジットカードの知識」について書いているので、良かったらこちらも読んでくださいね〜

 

cardgirl.hatenablog.com

 

 

 

 

 

根底にある「お金儲け」に対する考え方の違い

 日本人とアメリカ人は見た目も考え方も大きく違います。人種が違うのだからそれは当然です。どちらが良いとか悪いとかもないし、日本人もアメリカ人もうまくお互いに協力して共存していければいいと素直に思っています。

 

 日本人とアメリカ人の考え方の違いの1つに、「金儲け」に対する考え方の大きな違いがあるなと日々感じます。

 

 というのも、日本国民全員の心の根底には、「金儲けは悪いこと」という意識が少なからずあるような気がします。きっと日本という国が今まで歩んできた歴史の中で、儒教の思想などの様々な影響が色濃く残っているからだと思います。

 

 私は儒教文化に関して全く詳しくはないですが、儒教文化は「贅沢するな」「倹約しろ」「金持ちなら貧乏人に気前よく」っていうような勝手なイメージを持っています。

 

 確かに「贅沢を慎み、清く正しく生きてこそ日本人だ」みたいな考え方ってなんとなくまだ残ってますよね。

 

 そして今思い出したのが「贅沢は敵だ」「欲しがりません、勝つまでは」っていう言葉です。小学生なりに当時社会の教科書を見て、衝撃を受けたのを覚えています。

 

 これは戦時標語であるので、戦争というものがこの言葉の前提としてあるので、一概に儒教の影響とは言えないですが、なんとなく「金儲けは悪いこと」「慎ましく生きることが良いこと」のような、日本人らしさが滲み出ている感じは否めないですよね。

 

 その一方でアメリカは、医療や戦争に対してにも「金儲け」を考えています。これは決して批判してるわけではありません。

 

 日本で医療と言ったらカテゴリーてきには「福祉」ですよね。もちろん民間企業が営む医療法人*1も存在していますが、国や地方公共団体が運営する医療機関も多く存在しています。実際に、私たちも国民保険等に加入しているから、医療機関にかかっても保険が適用されて、自己負担額は3割以下に収まっています。これがないと高額な医療費がかかり、たとえ病気になってもお金がないと病院に行けないですよね。

 

 それに対して、アメリカで医療と言ったら営利目的のものになります。

 

アメリカ合衆国医療(Health care in the United States)は、複数の組織から提供されており、医療機関のほとんどはNPOまたは営利団体であり、病院は62%が非営利団体、20%が政府系、18%が民間企業の所有である。 

出典:アメリカ合衆国の医療 - Wikipedia

  

 アメリカの医療に関する以下の統計があったので、こちらの記事【「アメリカ医療システムがひどい」がよくわかるグラフ】より抜粋させていただきました。

 

 

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 ここからわかるのは、アメリカは他のどの国より医療に莫大なお金を費やしているはずなのに、平均寿命は他のどの先進国より短いということです。

 

 こういう統計結果になってしまうのも、アメリカの医療システムが「金儲け」の目的で成り立っているからかと思います。

 

 日本でいう国民健康保険、社会保険制度がないアメリカでは、個人で保険に入るのが一般的です。高額な医療費を何かあったときに請求されても困るので、個人で保険に入っておかないと大変なことになります。

 

 そうはいっても、アメリカにも保険料すら払えない貧困層が存在しています。統計によると、約7人に1人が保険料の支払いができず、保険に未加入であることが明らかになっています。

 

 加えて、私はアメリカの「お金の教育」に関して調べていくうちに、「戦争ビジネス」という言葉に出会いました。戦争は景気を良くする手段だそうです。

 

 詳しく解説すると、景気が悪いのであれば増えすぎたものと失業者を減らさなければなりません。戦争によって増えすぎたものは壊れ、兵士を募集することで失業者に仕事を与えることになり、結果失業者の数が減ります。つまり、戦闘は消費活動で、兵士は雇用対策の1つであるということです。

 

 もちろん戦争をしているのはアメリカだけではないので、批判はしていませんが、さすがに戦争までもビジネスにするとは想像もつきませんでした。

 

 

 

 

 

マネー教育先進国のアメリカ

 アメリカでは小学生から「お金」を学ぶことは当たり前です。発達段階に合わせたマネー教育のカリキュラムが整備されています。

 

 具体的には、生徒が実際に株取引をやったり、起業家や経済人が講師となってセミナーを開くなど、非常に充実しています。

 

 この背景には、やはり「人種のるつぼ」と言われるように多種多様な民族が暮らすアメリカだからこそ、複数種類の通貨が流通していること、クレジットカード社会で信用力を若いときから積み上げることが大切であること、医療費が高額で保険の知識が必須であることなどがあるように思います。

 

 個人それぞれが幼い頃からお金の知識を身につけなければ、生き抜けないお国柄、シビアな事情があるのでしょう。

 

 

 

 

 

高校生はアルバイト禁止の日本のルール

 私は地方の出身だからかもしれないですが、地方では公立高校の高校生は基本アルバイトは禁止でした。アルバイトをする場合は、その理由と保護者の了解を得た旨を学校側に届け出なければなりませんでした。

 

 都会の高校生は多くの子がアルバイトをしているのでしょうか。都会の事情にはあまり詳しくないのですが、それでも大学進学をしたい子は、あまりそこまで真剣に自分の時間の多くを割くほどは、働いていないでしょう。

 

 私はこの「公立高校の高校生はバイト禁止」のルールはよくないなと思います。もちろん義務教育ではないですが、日本では高校卒業資格があるのとないのでは、その後の人生が違ってきます。だからこそ、高校生は勉強すべきだとは思います。

 

 しかし、お金があるから勉強できる、学校に通えることを忘れるべきではないと思います。勉強すること、社会のためにボランティアすることなどの前に、「働いてお金を稼ぐこと」が最も大変なことであり価値あることだと私は考えています。だからこそ、高校生は学業優先でありつつも、アルバイトをすべきだと考えます。

 

 実際に私も高校時代アルバイトをしていました。特別お金に困っているわけではなかったけど、働いてみたいという好奇心のもとでやっていました。高校に行って、部活を終えて、その後の2時間ぐらいしか働けなかったけど、非常に良い経験になったし、お金を稼ぐ大変さも身をもって体感しました。

 

 

 

 

 

まとめ

 日本は小学生の間でお金に関わる知識を身につける機会がありませんよね。だから大学生になって、もしくは社会人になって初めて「扶養家族」「年末調整」「社会保険」等の存在を知るはずです。

 

 そういう状況で若いうちから「お金の知識」を少しでも身につけていたら、得はしないかもしれないけど、損をしない生き方ができると思います。つまり知っていることで他人より豊かな生活がおくれます。

 

 アメリカの「金儲け」前提の考え方は、全く悪くないけど、きっと日本人には合わないと思います。だからそっくりそのままアメリカのマネー教育システムをパクれって言ってるわけではないけど、知っているだけで将来損をしないのなら、日本でも絶対に教育のプログラムとして「お金」に関わる勉強を、小学生の時からすべきだと思います。

 

  お金と教育に関わる話をしたので、こちらも。

 

 勉強することがどんなにありがたいことか、奨学金をもらいながら大学に通っている人には是非こちらも読んでいただきたいです。

 

cardgirl.hatenablog.com

 

 

 本日も読んでいただきありがとうございます!!!

*1:医療法人(いりょうほうじん)とは、病院医師歯科医師が常勤する診療所、または介護老人保健施設の開設・所有を目的とする法人である。根拠規定は医療法第6章(旧第4章)であり、その冒頭の39条において社団財団の2種類が認められている。