19歳で倒産に追い込まれた忙しい女子大生のおしながき

最近夜職を卒業しました。(借金返済しました。)

爆ぜろ!巷にはびこる学生の怪しいビジネス・詐欺について調べてみた。高額請求・ネットワークビジネス(マルチ講)はなぜなくならないのか

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         photo by ima-colle.jp 

 

 

 

 自覚はあるんだけど、私すぐ騙されるんです。そして断れない性格なんです。だからやたらクレジットカードを作らされたり、やたら変な健康食品・コスメを買わされたり、変な宗教に入れられそうになったり。散々痛い目を見てきました。

 

 でもきっと私だけじゃないですよね。学生のみなさんの中で騙された経験がある人、詐欺にあった経験がある人、いらっしゃると思います。もしくは、今まさに変な高額請求が来て焦ってる人もいらっしゃると思います。そんな人たちのために、私が実際に体験したこと+身近で被害にあった人の話を聞いて、参考になるような情報をまとめてみました。

 

 

 

高額請求

 男性の皆さん、経験ありますか?最初にこう聞いたのは、高額請求といえば「アダルトサイト」がすぐ頭に浮かぶからです。

 

 男性でアダルトサイトを見たことがないって人はいないと思いますが、携帯やスマホの機能が発達するにつれて、インターネットでの動画視聴が身近になってますよね。でもこの手のサイトってなんかとにかく変なサイトいっぱいあるけど、動画見たさにクリックしちゃいますよね。また、再生が遅かったりしたら何度も再生ボタン押したり、何度もローディングしなおしたりしますよね。わかりますよ、すごいわかります。アダルトのおかげで、そういう男性がいるおかげで儲かってる会社も、世の中にはたくさんありますから。でもそういう不用意にアダルトサイトにアクセスしたり、再生ボタンをクリックしたり、むやみやたらに利用規約に同意したりするのが、高額請求の1番の原因です。

 

 でもやっぱりアダルトは永久不滅だから、予想外にも高額請求きちゃったりしますよね。そんな時の対処法としては「無視」が1番です。アダルトサイトで高額請求が来ると、人間の心理的に「家族にばれたくない」とか「恥ずかしい」って思いで、なんとかしようとかお金払って済ませようと思う人いると思います。絶対ダメです。そういうケースでお金を払っちゃったら、ほぼ100%お金は戻ってきません。また、高額請求する側からしたら、いいカモを見つけたようなものです。難癖つけて追加で請求してきてくる可能性も大アリです。だから何か連絡が来ても「完全無視」を徹底することが1番大事です。

 

 それでもどうしても不安っていう人は、国の消費者センターに問い合わせてみてください。必ず同じような被害に遭っている人がいるので、恥ずかしがらず相談するのも1つの方法です。

 

 

 

女性に対する高額請求

 先にも書きましたが、高額請求といえば男性が見る「アダルトサイト」での被害のイメージが強いですよね。もちろん最近は女性向けのアダルトサイトも増えているので、女性がアダルトサイトで高額請求される被害も年々増えているそうです。ただ、最近もっと厄介な被害が多くて、それが女性なら誰もが使う「化粧品」の高額請求です。

 

 男性にはあまり身近ではないと思いますが、化粧品の値段って本当にピンからキリまでなんです。最近は自分の遺伝子にあった化粧品をオリジナルで作ったりすることもあるので、高額なものも世の中に多く存在しています。そういう高額化粧品を買わせるために、販売側も「化粧品を買えばエステ1回無料です」とか、「今買えばもう1セット無料で付いてきます」とか、そう言って買わせるのに必死です。

 

 ただ、日本には「特商法」っていう法律があります。まぁ正確に言うと「特定商取引に関する法律」ですね。この法律によって、ざっくり言うと、訪問販売・通信販売・電話勧誘販売で買った商品に関しては、決められた日数以内なら、クーリングオフ、つまり契約解除できるというものです。

 

 「クーリングオフ」っていう言葉を多くの人は耳にしたことがあると思いますが、私はこの特商法が結構身近な存在です。というのも、信販会社でのアルバイトで、毎日必ず触れるワードだからです。うちの信販会社でもエステや脱毛、美容整形のローンを扱っています。こう言うサービスって大概特商法に該当するんですよね。エステなんかは結構勧誘がひどかったりしますから。もちろん、本当に自分の意思でエステを受けたり脱毛に通ったりするのは構わないんですが、私みたいに押しに弱い人は断れなくて、なんか契約してしまって、家に帰ってきた時に後悔したりするんですよね。

 

 そういう人のために、うちの会社では特商法に該当する商品でローンを組んだ人には、契約した次の日に必ず「契約意思確認の電話」をしています。その電話で「自分の意思で契約していますか」ということと、「クーリングオフの制度がありますので無理に契約は勧めません」というのを必ずお客様に伝えています。うちは比較的大手の信販の部類には入ると思うので、そういう無理に契約させるような会社は加盟店にしていません。でも、世の中には変なアダルトサイト運営会社も、変な信販会社も存在しています。だから、「クーリングオフ」の内容をしっかり理解して、いざという時に行使できるようにしておくこと。そして何でもかんでも流されて契約しないことが、被害を防ぐ上でもっと重要です。

 

 

 

ネットビジネス詐欺師

 これは最近多いですね。大学生がよく騙されているらしいです。正直言って、私の小学生からの友達もこれにハマっちゃってて。もうその子は勧誘する側に回っちゃってるんですけど。

 

 しばらく連絡取ってなかったのに、いきなり連絡してくる人。もしくはSNSだと例えばLINEのタイムラインやフェイスブック、Twitter、または本の出版を通じて、「1日5分で1万円〜」、「稼げる方法教えちゃいます」とかって発信してる人いますよね。また、「セミナー開催します」とか、「ネットビジネスカレッジ開講します」って言って人を集めている人いますよね。断言します。これは絶対ありえません。なんっていうか違法じゃないけど、言うならば合法の詐欺?みたいな。

 

 冷静に考えてみてください。アルバイトをしている人なら分かるはずですよね?1万円稼ぐ大変さを。時給1,000円でも、10時間働かなければなりません。また、もし自分がネットビジネスで稼げる方法を知っていたとしたら、そんな不特定多数の人に教えたいと思いますか?私だったら、性格悪いかもだけど絶対に競争相手は作りたくないから、そんな魔法みたいに方法があるなら口外しないです。

 

 だから、そういうサイトの多くは、違法ではないけど絶対に真実ではありません。私はハマったことがないからわからないけど、そうやって誇大広告に引っかかってやってきた若者をいいように言いくるめて、ローンを組ませたり、消費者金融で借金をさせたり、無理やりよくわからない商材を買わせたりしているんでしょう。だから、いくら友達でもそういう誇大広告に騙されたらダメです!!世の中は、絶対に自分よりもっともっと上にいる人たちが甘い蜜を吸えるようになってるんです。自分はその上にいる人たちの一道具にしか過ぎないのです。

 

 

 

ネズミ講

 まぁあのマルチ商法っていううやつと近いですね。意外と身近に存在していたりします。マルチ商法とは、以下の通りです。

 

 組織の会員になるには、(紹介者への)金品の支払いが必要であり、自分が会員になると次は、一人会員を増やすごとに、紹介料として「一部の金品」を得ることができる。
そうやって、親会員から子会員へ、子から孫へと無制限に増殖していき、一番上の親が最も儲かるシステムのことです。 

出典:ネズミ講の仕組みとは?ねずみ講は完全に犯罪(違法)で、マルチ商法やMLMとは違うものです

 

 この手法で最近多いのが、情報商材をブログやオークションを通じで売りつけている例です。よく「ネオヒルズ族」とかって呼ばれる人がやってますよね。少し前までは「絶対もうかるアフィリエイトの手法」とか「FX投資関連」のもの、競馬を始めとした「ギャンブルで絶対勝つ方法」など、”稼ぐこと”を目的とした情報教材が多かった気がします。そういう場合は、私みたいなネットで何かビジネスをやると思っているような人しか引っかからないような商法でした。でも、近年はもっと厄介で、例えば「1週間でマイナス5キロ、必ず痩せる」みたいな、身近な事柄の情報教材も多く存在しています。例えばそれこそ化粧品関連の商材や、会員制旅行クラブに関する商材などが存在しているみたいです。こういった大勢の人が抱える悩みを解決してくれる、もしくは夢のようなことを実現させてくれると思わせるような情報商材だと、やっぱり本気で悩んでいる人とかは買っちゃいますよね。

 

 でも、これも絶対に真実ではありません。そんな情報だけで痩せてたら、誰も悩みません。このネズミ講は年々手口が巧妙になってきています。だからきっと今後も対策しても、その穴をかいくぐって新たな手法が生まれてくるでしょう。でもこれは違法です。法律で禁止されています。絶対に手を出してはいけません。

 

 ただ現状、高額請求の「怪しいサイトへはアクセスしない」っていうような具体的な予防法が、このネズミ講ではありません。だからこそ自分自身で、「世の中、お金を稼ぐのは簡単じゃない」っていうことを自覚して、甘い言葉に騙されないように常日頃から意識しておくことが大切です。

 

 

 

ぼったくり

 以前歌舞伎町で頻繁に起こっていた事件で、少し話題になりましたよね。実は私、1度歌舞伎町のよくわからない居酒屋でぼったくりに遭いました。キャバクラとかホストみたいな夜の店じゃないですよ。普通の居酒屋です。

 

 経緯を説明すると、歌舞伎町でサークルのみんなと飲んでて、1次会が終わったので2次会の店を歩きながら探してました。そしたらなんかキャッチに引っかかって、とりあえずどこでもいいかなぁってみんな思ってたんで、「飲み放題2時間2千円」って言うし、そこに行くことに決めました。それで店に入ってからは普通の居酒屋、チェーン店ではなかったけど、ごく普通な感じで、注文したものもちゃんと出てきました。それで2時間経っていざお会計って時に、金額を見たら「8万円」くらいになってました。確かに10人くらいで行っていたんだけど、それにしても8万円って普通の居酒屋ではありえないですよね。特別ボトルを入れたとか、高いお酒を入れたわけでもないのに。内訳を見たら、無駄に個室料とかチャージ料とか訳のわからないものが付いてました。それでこれはおかしいってなって文句を言ったら、案の定、出てきましたよ。怖い感じの人が。いわゆる反社会的勢力とでも言えばいいんでしょうか。「払わないなら帰せません」みたいな感じで言ってきて、マジびびりました

 

 普通だったらこのまま泣き寝入りしてたと思います。でも当時の私はめちゃくちゃ冴えてました。どうしたんだろう、いつもはポンコツなのに。

 

 結果的に、私がカードで全額支払いました。それも名前は出さないけど、日本で結構ブランド力の高い会社で、VISAカードを発行する会パイオニアと言われる会社のカードで。ここまで言ったら発行元のカード会社がピンと来る人はいると思いますが。

 

 それでなんで私がそういう支払い方法をとったかというと、その有名なカード発行会社なら、こんな変な居酒屋、ぼったくりをするような加盟店は、自社のブランド維持のために嫌うと思ったからです。私は信販会社で働いた経験もあって、そういうの嫌いだろうなと思って、ある意味賭けだったけどカードで支払いました。そして後日カード会社に連絡して「おたくはこういう違法行為をする店を加盟店にしているんですか」的な感じで言ったら、多分その会社でも問題にはなっている加盟店だったんでしょう、すぐに請求はしないということで話はまとまりました。実際に私のアルバイト先でも、反社会的勢力との関わりがあるという疑いを持てる加盟店とは、すぐに契約を打ち切っているので。

 

 それ以来、なんか怖くて歌舞伎町にはいかなくなりました。それに居酒屋自体も行くとしてもチェーン店。最近ではご飯メインでいくから、そういうケースに遭遇することもなくなりましたが。だから、現状の歌舞伎町の居酒屋がどれだけぼったくりに対する取り締まりが出来ているかは存知あげませんが、キャッチで居酒屋を決めるのは本当に良くないです。予想以上にお金を取られたり、話していた内容と全く違うものが提供されたりします。口約束は所詮口だけです。だから、キャッチについていかないのが1つの予防法かと思います。

 

 

 

最後に

 学生って本当に格好の餌食だと思います。すぐ騙されるし、脅したらすぐお金出してくるし。そして何より、仕送りとか奨学金で収入がある子が多いので、学生でもみんな意外とお金持ってますよlね。実際に私も何度も騙されました。ある意味通販サイトを立ち上げて、すぐに廃業に至ったのも一部は騙されたようなものですが。

 

 そういう経験を通じて思ったのは、お金を稼ぐこと、お金を増やすのってそんなに簡単じゃないってことです。楽して稼げる仕事なんて一切ないと思います。稼いでる人は、どんな職種であれ必ずどこかで失敗したり、苦労したりしている人たちばかりです。そうやって初めてお金を手に入れられます。私も楽して稼ごうと思って夜の世界に入ったけど、それなりにやりたくもないこともしたし、飲みたくもないお酒も飲んだし、健康を犠牲にしてなんとか稼いで借金を返済しました。その経験があるからこそ言えます。時給が高ければ高いほどだから、犠牲にするものは大きいです。学生の皆さんには、「汗水垂らして働いて初めてお金をもらえる」っていう自覚を持って欲しいなと思います。

 

 なんか説教じみた感じになっちゃったけど、少しでも参考になれば幸いです。

 ここまで読んでいただきありがとうございます!!また読みたいなって思った方は、ブックマーク、そして読者登録お願いしますね!!

 

参考:

www.1919az.com